ヨット講座

 ここでは主に、ヨット競技のルールやレース時のコースなどについて解説していきます!

 (このページは現在編集中のため、説明が不十分な箇所があります。ご了承ください。)


ヨットレースのコース

 レースのコースは、主に3つあります。

  〇 上下コース     (ソーセージコース)

  〇 トライアングルコース(オリンピックコース)

  〇 トラぺゾイドコース (台形コース)

 ① 上下(かみしも)コース

  特徴

   ・初心者向けのコース

    → クロースホールドとランニングのみで帆走可能。

    図は、現在準備中です。

 ② トライアングル(三角)コース

  特徴

   ・旧オリンピックコースと呼ばれるコース

   ・上下コースにサイドマークをつけることで、アビームによって走らせる練習

    ができる。

 ③ トラぺゾイド(台形)コース

  特徴

   ・アウター(外回り)コースとインナー(内回り)コースがある。

   ・艇数が多い大会(国際大会)などでは、このコースが適用される。


欧文通話表

 ※使用頻度の高い、代表的なもののみ掲載します。

  A ALFA    アルファ

  B BRAVO   ブラボー

  C CHARLIE チャーリー など

参照⇩


和文通話表

 ※使用頻度の高いもののみ掲載。

  あ 朝日のあ   か 為替のか

  い いろはのい  き 切手のき

  う 上野のう   く クラブのく

  え 英語のえ   け 景色のけ

  お 大阪のお   こ 子どものこ など

参照⇩


              スターボードとポート

スターボード・タックとは?

  船の右側から風を受けている状態で行うタックをスターボードタック(スター

 ボ)と言う。

 

ポート・タックとは?

  船の左側から風を受けている状態で行うタックをポートタック(ポート)と言

 う。

スターボ艇とポート艇のルール

  海上衝突法上の「右側通行の原則」により、2隻の船の針路が交差する時、左側

 から来る船が、右側から来る船の針路を妨げてはならない。

  つまり、ポート艇のヨットは、スターボ艇のヨットの針路を避ける義務がある。


               タックとジャイブ

タッキングとは?

  クローズホールドよりも風上にある目標に向かうときに、風軸を越えて方向を変

 更することをタッキング(タック)と言う。

 

 タックは、以下の手順で行う。

  ①「タック!」と声をかける。

  ②舵をきって、バウを風上に向ける。

  ③バウが風軸を向いたときに、クルーは今まで引いていたジブシートを放し、新

   しく風下になる側のジブを引く。

  ④新しいクローズホールドのコースに乗せるように舵を戻す。

ジャイビングとは?

  タックとは逆に、風下に向かって方向転換することをジャイビング(ジャイブ)

 と言う。

 

 ジャイブは、以下の手順で行う。

  ①「ジャイブ!」と声をかける。

  ②舵をきってバウをゆっくり風下に向ける。

  ③バウが風下を向いたときに、スキッパーがメインシートを引いてセールを反対

   舷に返すキッカケをつくる。

  ④クルーは今まで引いていたジブシートを放し、新しく風下になる側のジブシー

   トを引く。

  ⑤新しいランニングのコースに乗せるように舵を戻す。


ラフとベア


ロープワーク


                得点記録の略語

DNC:スタートしなかった。スタートエリアに来なかった。

DNS:スタートしなかった(DNCとOCS以外)。

OCS:スタートしなかった。

   スタート信号の時にスタートラインのコースサイドにいてスタートしなかったか、または規則30.1

   に違反した。

ZFP:規則30.2に基づく20%ペナルティー。

BFD:規則30.3に基づく失格。

SCP:規則44.3(a)に基づき、得点のペナルティーを履行した。

DNF:フィニッシュしなかった。

RET:リタイアした。

DSQ:失格。

DNE:規則90.3(b)に基づく除外できない失格(DGM以外)。

DGM:規則90.3(b)に基づく、除外できない重大な不正行為による失格。

RDG:救済が与えられた。

DPI:裁量ペナルティーが課せられた。

出典:『セーリング競技規則・装備規則・日本セーリング連盟規程 2013-2016』日本セーリング連盟(2012年)p51